2009年 10月 25日
ガキの頃、親父としか行けなかった夜釣り・・・・・・・ 独特な言葉の響きと、目に飛び込んでくるものは全て普段の生活ではお目にかかれない非日常であった。 海が揺れる音とカーバイト独特の匂い。 そして、遠くに見える街の灯り・・・・・。 夜釣りは特別な釣りであった・・・・・・・・・ その頃の親父と同じ歳になった今、夜の海は日常になりつつある自分がいる。 あの頃と比べると背も伸びたが、長グツもバカ長に成長してしまったようだ。 私たちが晩飯を食っている間、居酒屋で一杯やっている間、居間でテレビを観ながら家族で団欒を過ごしている間、昼間の疲れで眠りについている間、水辺でも日々営みが続いている。 当然の事だが、それを肌で感じて虜になり、もっと感じたいと強く思った。 釣りがきっかけであり、釣りたい為でもある。 しかし、ただそれだけではないとも感じている。 しぜんと一体になる・・・・・・・・・。 よく聞くことばである。 傍観者になりたい訳ではない。 ましてや、杭や石コロになりたい訳でもない。 もしかすると、意志を持って連鎖の頂点に割り込みたい?のかも知れない。 知れば知る程、自分という種のちっぽけさを感じる毎日。 このまま自然界に放り出されれば、一週間ももたずに飢え死にしてしまうだろうが、人間社会に支えられ生き長らえている状態。 夜目に慣れた肉眼でしか見る事のできない世界がある。 目の前で繰り広げられる営みの迫力と、圧倒的な説得力。 人間の目は、f1.0だそうだ。 なるほど・・・・・。 『 バカ長を穿いた自分という種の独立宣言を夢見る人・・・・二代目? 』 今の自分の立ち位置を、自称で表現すれば、こんな感じだろうか・・・・ そんな独立宣言を夢見て奔走する姿を おかヤン が切り取ってくれた。 肉眼に近い描写と流石の構図。 なんか・・・・・なんか・・・・うまく言葉が思い浮かばないけど・・・・・とっても、とっても報われた気分になった。
by takezox
| 2009-10-25 11:43
| 海にて
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